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地毛の届け出ってなに?

2019年12月29日

“地毛の届け出” 愛知の県立高校の4分の1で 


愛知の県立高校の4分の1にあたる学校でくせ毛や髪の色などの特徴を学校に届け出る決まりがあることがNHKの行った情報公開請求でわかりました。愛知県教育委員会は人権に配慮が欠けているものもあるとして、全校に届け出内容の見直しを指導することを決めました。

NHKは愛知県に情報公開請求を行い、全日制の県立高校147校の校則を調べました。

その結果、多くの高校では髪の毛を染めたりパーマをかけたりすることを禁止していて、全体の4分の1にあたる38校では、誤って頭髪の指導をしないようにという理由で、くせ毛や髪の色が黒くない生徒に地毛の特徴を書類で届け出る決まりがあることがわかりました。

中には「黒色でなく、薄い」や「普通」か「天然パーマ」かを選ばせるなど「黒髪の直毛」を標準とするような文言がある高校もあります。

愛知県教育委員会では外国人など多様なルーツを持つ子どもや、髪の毛にコンプレックスを抱える子どもなどへの配慮が欠ける表現もあるとして1月、すべての高校に対し地毛の届け出について、人権に配慮する内容に改めるよう指導することを決めました。

 

年の瀬に、このようなニュースが飛び込んできました。そして、この「ポイント」はどこにあるのだろうかと考えるのです。「黒髪の直毛」は絶対という風土が今の日本の教育現場にはまだあることが良く分かりました。日本は単一民族(アイヌの方々もいらっしゃいます)ではありませんが、髪は黒、目の色も黒が当たり前の社会でありたいとどこか望んでいるのでしょうか。良いところも悪いところもある「島国ニッポン」は、外からの入ってくることを拒み、外に出ることを求めず、この島国で自給自足を決め込んでいるように感じます。

最近でこそ、今の日本の教育の在り方を問題視して「変革の波」が少しづつやってきていますが、「言われたことを言われたとおりに行う」ことを最大の成果として褒めたたえている教育が、戦後70年を迎えた今でも「普通」にそういった人材を育成する教育プロセスになっているのはなぜなのでしょうか?

「変革」が必要と頭では分かっていてもそれがなかなか出来ないのは、「頭では分かっているけれど…上司が…組織が…」と出来ない理由を見つけては、「しょうがないよね」と思考が停止しているのは、教育現場に限らずオフィスでも同じ光景が見られるのではないでしょうか?

 

話は戻って…

「そこなのかなぁ気にするところって」というのが正直な感想です。髪の色、目の色、肌の色が違うこと、スカートの丈の長い短い、お化粧の有無の確認に力を注いでいる一方で、学内で起こっている「いじめ」には気付かない。異文化を知り受入れ、多様性の社会を子どもたちに伝えていかなければならない教育現場に危機感すら感じるのです。

 

海外の学校は「こんなこと」には興味がなく、なぜならば髪の色、肌の色、目の色が「単一」と思っていないのです。いろいろなルーツを持つ子どもたちが同じ学び舎にいること、多様性の社会が当たり前に存在しているのです。

また、授業の在り方も日本とは大きく違います。以下、動画をご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=2-Q92dZRla8&t=50s

日本にも素晴らしい教育はあります。これからきっと大きく変わってくると思いますが、ただ大学入試制度のゴタゴタなどを見ているともう少し時間はかかるのかも知れませんね。

好きなことを学ぶ、得意なことを伸ばす教育は、海外にはあります。集団で同じことを同じように学ぶ教育ではなく、個性を重視する教育です。「自分で考え自分で答えを出す」ことがこれからの日本でも求められてくると思います。「指示待ち」「言われたことを100%こなす」は、AIに切り替わり、自分で問いを立て問題を解決していく力が求められます。海外(留学)では、そういったことを学校生活のみならず、その地で生活することで感じ、常に問いを立て答えを出すことが身に付くと思います。

 

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