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2019年の留学相談を振り返ります vol.3

2019年12月31日

vol.2に引き続いて、

 

関西に住む高校1年生の男の子。

最初の出会いは、関西で開催された学びリンクさん主催の「通信制高校が集まる合同相談会」の会場で、お母さまが留学相談コーナーにお立ち寄り頂いたのが最初でした。この夏休みの間に「何かのきっかけ」を与えたい、という保護者さまの想いを受け止めました。

留学への準備も整い、出発を明後日に控えた日、お母さまから1通のメールが。「出発直前なのにすいません。やっぱりずっと学校に行っていなかったわけなので、現地で本当に学校に通えるか心配です。朝も自分で起きられるかどうか・・・」と。起立性調節障害に悩む彼でしたので、朝起きられるかが最大の心配事だったのです。出発前の国内サポートでは二歩進んで一歩下がるような日々を繰り返しつつ、出発前には十分整ったと私たちは判断していたのですが、お母さまにはそうとも捉えきれなかったようなのです。

私たちは「ここまでしっかり準備してきたし、本人も頑張るという意志もはっきりしています。困ったことがあった時には現地スタッフも私たちもLINEが繋がっているので大丈夫です」と伝えたものの、お母さまのご意向も大切にし、同行サポートをつけることとなりました。

同行サポートとは、私スタッフが日本から同行し、現地滞在中サポートしながら見守るサポートです。

それでも「本人の意志ははっきりしている」ことから、出発と帰国は一人でこのまま頑張ってもらい、滞在中のサポートをするために急遽ニュージーランドまで追いかけました。当の本人はこの滞在中一日も休まず学校に通い、楽しい留学体験&生活をやり遂げたのです。毎日何度もお母さまにはLINEで学校の様子などを報告しました。

帰国後は、朝もしっかり自分で起きて、2学期から復学して今後のことも考えるようになったようです。

 

次は、

学校の先生と合わず不登校に。東京在住の中学3年生の女の子。

自分の意見をしっかり持っているお子さまと言うのが第一印象です。はじめて会った時からしっかりとお話をしてくれました。思っていること考えていることを伝えてくれる、当たり前のように聞こえるかも知れませんが、今のこの時代、自分の思っていることを表に出さず、「空気を読む」ことを良しとされているこの日本社会では生きづらさを感じているようです。

海外の学校の教育の在り方などを説明した時の輝いた瞳。「あーあ、こうゆう方が合っているかも」と、まっすぐな気持ちでお話を聞いてくれたのも印象的です。中学を卒業後の進路として「海外校へ留学」という視野もいれながら、まずは体験として短期留学を実現しました。

学校の初日の授業が終わったころに「初日の学校、おつかれさまでした。学校はどうでしたか?」とLINEをすると、「楽しかったです!(^^)/」というメッセージが直ぐに返ってきました。自分の意見や思っていることを素直に出せる彼女にとって、海外の学校や生活は、本当に合っていたのだと思います。

3日くらいが過ぎると「その後、何か困ったことはなーい?」と聞くと「ないです!来年からの本格的な留学が楽しみでなりません!」とメッセージが届きました。今、彼女は来春からの高校留学に向けて英語の勉強にも意欲的に取り組み、準備を着々と進めています。

 

次は、

こだわりのある中学3年生の男の子です。

笑顔の素敵な男の子。明るく元気な男の子。という印象でした。自分の思っていることや考えていることがしっかりと整理が出来ていました。人より少しこだわりが強いということでしたが、それが個性であると思えば何でもなくて、ただ学校生活ではそのこだわりは、周りの子どもたちと合わず、空気を読む文化の日本の学校では苦労があったのだと思います。

彼は語学学校に2週間通った後に、海外校(現地校)に2週間の体験入学をするというプログラム参加しました。最初の1週間は、英語も分からず大変だったと言っていましたが、「1週間や2週間だけの留学だったら、こんな楽しい留学とは思う前に帰国になっていたから、4週間頑張って本当に良かったです」と。

14才の子どもが、単身で飛行機に乗り海外の地へ足を踏み入れ、その上、学校というイメージのあまり良くないところに通う、というのは、とっても大変なことなのです。それでも、それを乗り越えた先には、振り返る必要のない前に向いた道を歩むだけなのかも知れません。

 

最後は、

周りを気にすることで、友達付き合いにつかれてしまった高校1年生の女の子。

お母さまとお父さまが、留学相談会にお越しになり「海外の学校」の方が合うのではないかと思い、お二人のススメで彼女に会うことになりました。彼女自身も海外に興味は持っていたものの、留学が自分事にはなかなかならず、踏み出すことはできませんでした。何度もお会いしたりしながらも、一旦は留学のことは白紙に戻したりしながらも、本人がその気になるのを待ちながら機が熟すのを待ち続けました。とはいえ、100%の想いになるのを待っていたわけでもなく、70%程度の想いが感じられたときに「そっと背中を押す」ように寄り添い、留学が実現できました。

日本では外出すことも避けていましたが、留学中は久しぶりにショッピングなども楽しめて良かったと言ってくれました。今は、もう一度、高校1年生からスタートしてでも、海外の高校でやり直す覚悟で準備を進めています。

 

日本の学校が苦手でも、今の学校が合わなくても、不登校でも、いろんな世界があることを、世界にも学校があることを知った子どもたちは、総じて輝いています。決して、特別な人が留学を実現したわけでもありません。出発前にしっかりと準備をすれば、留学は出来ると私たちは思うのです。「自分はダメだ」と決めつけず、その留学をしたいという「想い」を大切にしたいと思います。

 

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